NSTとは、入院患者さまが適切な栄養管理を受けられるよう栄養状態を把握し、改善が必要と考えられる場合には医師・看護師・管理栄養士・薬剤師・言語聴覚士・臨床検査技師・事務職など専門職のメンバーが連携して患者さまの栄養支援を行うチームのことです。十分な栄養管理を行う事は、合併症を減少させ早期回復とQOLの向上につながる為、特に重要視されています。当院では平成17年7月よりNSTを立ち上げ、患者さまの栄養管理と病院の職員に対する栄養教育を行ってきました。 以下、NST活動の主な流れをご紹介いたします。
① 入院時に全患者さまの栄養アセスメントを行い、栄養管理(NST介入)が必要かどうか判断します。
② NST介入が必要な患者さまにおいて適切な栄養管理ができているかどうかをチェックします。
③ 患者さまに最もふさわしい栄養管理方法(食事、内服、リハビリなど)を提言します。
④ 定期的に回診を行い栄養管理状態を再チェックし栄養管理方法を見直します。
⑤ 職員への知識・技術の紹介や啓発を目的とし、毎月1回勉強会・症例検討会を開催しています。
今後もNSTの活動状況について掲載していく予定です。
平成22年7月1日