心臓血管センター(循環器内科)
診療方針(診療科の特色)
- 病気や治療の説明をわかりやすい言葉で丁寧に行います。
- 最新の循環器診断・治療設備を駆使して患者様の立場に立った医療を行います。
- 日本循環器学会認定循環器専門医研修施設であり、循環器科の研修ができる十分な設備と循環器専門医が常勤しており、研修指導を学会から依頼されています。
- 心血管治療の実績が認められて、日本心血管インターベンション学会研修関連施設(指導医:平井章三)に認定されています。
取り扱っている主な疾患
狭心症、心筋梗塞、不整脈、弁膜症、心不全、閉塞性動脈硬化症、高血圧、心臓不安を抱えたメタボリック症候群
-
- 息が苦しい
- 坂が苦しくなってきた
- 歩くと足が痛いが休むと治る
検査・治療の特徴
- 狭心症・心筋梗塞といった虚血性心疾患は当院では年間100件程の手術治療を現在行っており、カテーテル手術(PCI)が冠動脈バイパス手術(CABG)よりも多くなっており、中でも緊急手術が増加しています。心筋梗塞後は、専門的な心臓リハビリテーションを行い運動対応能や活動性が増すことによって再入院減少に寄与したり、生活習慣改善への取り組みや禁煙指導を行って動脈硬化疾患の2次予防に努めています。
- 高血圧・糖尿病や慢性腎臓病の患者様の増加で末梢血管狭窄・閉塞患者も増加しており、カテーテル手術で改善している患者様が増加しています。
- 不整脈の治療は薬物治療が主体ですが、徐脈性不整脈はAHAとACCのガイドラインに沿ってペースメーカー植込み術を行っており、2012年からはMRI対応型ペースメーカー植え込みを導入しております。心室中隔ペーシングを行うことで生理的ペーシングになるように努めています。治療後はペースメーカー外来で経過観察しております。
診療・手術実績
毎年400件の心臓CTを行っており心臓カテーテル検査の代用として威力を発揮しております。また、心臓血管センター開設以来毎年150件前後の心臓カテーテル手術を行っており、20件前後のペースメーカー手術も行っております。
当院における冠動脈の手術的治療の推移
調査年 |
2017 |
2018 |
2019 |
2020 |
2021 |
2022 |
緊急PCI |
33 |
23 |
36 |
21 |
19 |
25 |
待機的PCI |
52 |
43 |
26 |
41 |
38 |
49 |
合計PCI |
85 |
66 |
62 |
62 |
57 |
74 |