現在の医療制度のもとでは医療・介護施設は急性期、回復期、維持期、在宅と切り分けられています。リハビリテーションはそれらすべての領域で提供されていますが、各施設がそれぞれの役割を切り分けて担っているので、それぞれの施設に勤務するセラピストは「ひとりの患者さんに継続的に関わっていく」ことが困難な状況になっています。
当院は院内に急性期、回復期、地域包括ケア、療養型病棟があります。このケアミックスという特徴を生かし、継続したリハビリテーションが可能です。また、院内に訪問リハビリテーション事業所と、関連施設に介護老人保健施設、通所リハ、通所介護があり、相談に応じさまざまな分野のリハビリテーションを経験することができます。セラピストにとって、望ましい環境であると考えています。
各部門でチーム制をとっています。3~4名が1チームとなり各チームにはチームリーダーがいます。各セラピストには担当患者さんがいますが、チーム内の他のセラピストが副担当を担い、チーム全体で患者さんに携わっていくシステムになっています。このシステムにより、治療プログラムを客観的に検討でき、また新人教育システムの一つとしても機能します。新人職員は、治療以外の院内・外のシステムや社会人として必要なこともチーム内で学んでいきます。
関連施設にもそれぞれセラピストを配置しています。視野を広げるため、興生総合病院から6か月おきのローテーション勤務も行っています。
計66名(令和6年8月現在)
その他関連施設に約20名のPT・OTが配置されています。
など
親子がハッピーな生活が送れるように、個々のニーズに合わせた評価や支援をしています。
基本的には個別療育にて、身体の使い方がうまくなる、コミュニケーションがうまくなる等の練習を行っています。感覚統合遊具を用いることもあります。
子どもたちの「やりたい!」「楽しい!」と思える主体的な活動を、子どもたち自身が能動的に行い、達成感や成功体験を大切にして関わっています。
集団生活の場で困り事があれば、園や学校の先生との連携も必要に応じて行っています。
近年、LDに対して学習評価と関係機関への支援方法の提案にも力を入れています。
※画像をクリックするとPT・OT・ST別の令和3年度処方数棒グラフが表示されます。
(令和5年度実績)