広島県で初導入
人工膝関節置換術 手術支援ロボット 「ROSA Knee」システム(ZimmerBiomet社製)を導入致しました
◆ROSA Knee(ロザ ニー)とは??
当院は「人工膝関節置換術」に対して手術支援ロボット「ROSA Knee」を導入致しました。
ROSAとはRobotic Surgical Assistantの略で、特別なトレーニングを受けた認定資格を得た整形外科医が扱うことができる手術支援ロボットになります。最先端の医療機器を導入し患者様へより良い医療を提供致します。
◆ROSA Knee(ロザ ニー)活用のメリット
膝関節の痛みや変形の原因になる疾患としては、変形性膝関節症や関節リウマチなどがあります(国内患者数1000万人以上)。年々症例数も増加している中で、そのような疾患に対する治療法のひとつである「人工膝関節置換術」(国内年間手術件数約9万件)のサポートに特化し、術後の臨床成績の向上に期待ができます。
「ROSA Knee」を用いる事で、従来の手術よりも正確性が高く、侵襲や合併症の少ない安心・安全な手術が実施する事が可能となり、術後の早期回復と社会復帰が期待できます。それにより健康寿命の延伸に貢献できます。
◆ROSA Knee(ロザ ニー)の特徴
・ロボットが勝手に動くのではなく、執刀医のサポートにまわります。実際に手術を行うのは医師になります。
・従来の手術では気づきにくい誤差の範囲を数値化しフィードバックする事で、より安心・安全な手術が可能になりました。
・今までは執刀医の経験にゆだねられていましたが、ロボットのサポートによって人工関節の設置位置を0.5mm、0.5°まで細かく調整する事が可能となり、患者様の満足度向上につながります。
・ROSAのサポートにより、術者の熟練度に関わらず人工関節の設置に正確性が担保されるようになり、良好な臨床成績を期待する事ができます。
※ROSA Kneeシステムは保険適応で治療が受ける事ができます。手術の適応については、担当医の診断が必要です。