学会発表について2(稀な破裂脳動脈瘤)
今年4月に岩手県盛岡市で行われましたStroke 2010 第35回日本脳卒中学会総会において、当院脳神経外科の藤原賢次郎事業本部長が“近位前大脳動脈(A1)から分岐したAnomalous artery に発生したfusiform aneurysm によるSAH の1 例”という演題を発表いたしました。突然の嘔吐と頭痛に引き続き、意識障害を来し、当院に救急搬送されたくも膜下出血の方で、精査にて非常に珍しい脳動脈瘤を認めました。手術を行い、無事退院され、職場復帰されました。非常に稀な症例でしたので、今後の治療に役立つと考え、報告いたしました。
平成22年4月15日