論文掲載について
平成24年に脳卒中(日本脳卒中学会機関誌)の1月号に“肺のCTガイド下マーキング直後に発症した脳空気塞栓症”という題で、当院が提出した論文が掲載されました。この病気は、当院で肺の病変に対するビデオ補助胸腔鏡手術(VATS)を行う前の処置として、胸部CTにて肺の病変に印をつける作業(CTガイド下マーキング)の時に、血管に空気が流入し、脳に流れ、脳梗塞を発症したもので、直ちに高圧酸素療法を行い、運動麻痺も改善し、後日手術を行い、独歩退院されました。CTガイド下マーキングの非常にまれな合併症ですが、重篤になる場合もあり、迅速で適切な処置が必要なため、報告しました。
平成24年1月30日