無症候性脳腫瘍および腫瘍様病変について
脳ドックや神経症状のためMRIを行い、症状と関連しない無症候性脳腫瘍および腫瘍様病変が見つかることがあります。日本脳ドック学会が出している脳ドックのガイドライン2008では、髄膜腫とみられる病変が発見された場合、蝶形骨縁内側型の腫瘍以外は、MRIで経過観察する。また頭蓋内の様々な嚢胞性腫瘤(クモ膜嚢胞、コロイド嚢胞、松果体嚢胞等)が発見された場合にも、CTあるいはMRIで経過観察するとなっています。
ただし、経過観察中に腫瘤の増大傾向あるいは個々の特殊な事情があれば、年齢、局在(腫瘤の場所)、手術リスク等を考慮した上で患者さんに説明し、十分な理解を得て治療を行うことになっています。
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平成24年6月23日