学会発表について12(脳神経外科病棟における転倒転落時の受傷を最小限にするための取り組み)
今年3月に広島市で行われました第40回日本脳卒中学会総会において、“脳神経外科病棟における、転倒・転落時の受傷を最小限にするための取り組み ― 確実な床マット設置への試み ―”という演題を発表いたしました。
脳神経外科病棟では、患者様が認知症や運動麻痺を患っておられる場合が多く、転倒やベッドからの転落のリスクがあります。この場合、身体抑制をすればそのリスクを軽減することはできますが、患者様ご本人にとっては大変つらいことです。当院では、可能な限り身体抑制をせずに、患者様が安楽に過ごしていただけるように心がけています。しかしもし転倒やベッドからの転落が起こった場合に、頭部打撲や、骨折などの重症な傷害が起こらないように、ベッドを可能な限り低くし、ベッドサイドにマットを置いてケガが軽くなるようにしています。その取り組みを、本学会にて報告いたしました。
平成27年3月27日