2008年にJournal of Ultrasound in Medicineというアメリカの医学雑誌にA Convenient Sonographic Technique for Diagnosis of Pulsatile Tinnitus Induced by a High Jugular Bulbという題で、論文が掲載されました。この論文は、当院に来られた耳鳴りの方を精査したところ、その原因が高位頚静脈球(頚静脈の位置が内耳の近くにあり、その静脈の血流が耳に伝わり、耳鳴りの原因となる疾患)であることがわかり、それを超音波診断装置で診断したものです。まだ症例数は少なく、これからさらに検討が必要ですが、今後症例数を増やして、検証していきたいと思います。
平成21年10月21日