私たちは「地域の皆様に安心できる充実した医療・福祉環境を提供し、地域社会に貢献いたします」という理念の基に、患者・家族の心情に寄り添った看護の提供を目指しています。
患者・家族が何を求めているのか、私たち看護師にできることは何かを常に考え行動するよう心がけています。
また、救急医療も24時間体制で受け入れができるよう環境を整え、それぞれがスキルアップに努め質の高い看護が提供できるよう日々自己研鑽に励んでいます。他職種と協働しスタッフ間で良好なコミュニケーションを図り情報共有を行う事でスムーズな救急対応ができるよう「チームワーク」を大事にして業務に取り組んでいます。
地域の皆様が安心して来院していただけるようスタッフ一丸となり笑顔で頑張っています。
人工透析室は外来維持透析と入院を合わせて約110名の患者さんを看護師9名、臨床工学技士15名で対応しています。ベッド数は39台で透析モードは患者さんに合わせてO-HDF I-HDF HDを使用しています。
透析実施日は月曜日・水曜日・金曜日は午前と午後(入院患者さん)夜間の3クール。火曜日・木曜日・土曜日は午前と午後(外来患者さん)の2クールで患者さんをサポートしています。
また近医からのシャント造設やシャントPTAの依頼にも対応し他施設との協力・連携を図っています。
コロナウイルス、インフルエンザ対策としてベッドごとにビニールカーテンで囲い透析をおこなっています。
透析だけでなく患者さんの足を守るために毎月フットチェック、フットケアーをおこない、患者さんによっては当院で下肢PTA、CLTI(包括的高度慢性下肢虚血)血液浄化療法(アフェレクション療法)もしています。その他にリハビリ科の協力で腎臓リハビリテーションや透析スタッフによるシャントエコー検査など、患者さんに安心して治療を受けていただけるように努めています。
年に4~5回ほど「透析だより」発行しています。旬の話題を中心に食事や運動法などをスタッフ手作りで掲載しています。
当院は、急性期病院として救急の受け入れに力を入れており、麻酔科部長、看護師13名、臨床工学技士1名、看護補助者1名でスタッフ一丸となり、予定手術はもちろん、24時間・365日緊急手術に対応できるように取り組んでいます。
手術室は5部屋(1室クリーンルーム)あり、年間手術件数は約1350件、そのうち約200件の緊急手術を行っており、夜間・土日・祝日のオンコールでの手術が約50件あります。
2022年4月には全人工膝関節置換術を行う際に術者を支援するためのロボットROSAKneeシステムを導入し、最新の医療機器・技術の導入にも力を入れています。
また、2022年9月には感染症にも対応できる陰圧手術室を完備し、感染症患者の手術受け入れ態勢も整いました。
手術室看護は、幅広い知識と迅速で確実な技術が必要になってくるため、定期的に勉強会を開催し、知機・技術の習得に努めています。そのほか、機器の保守点検や感染防止・事故防止対策などにもスタッフ全員で取り組んでいます。
中央材料室は、病棟や外来、透析などで使用された医療器材を回収・洗浄・乾燥・点検・組み立て・包装・滅菌・配送に至るまでの業務を一貫して行っています。そのために、洗浄装置や滅菌装置を保守・管理しており、質の保証のために洗浄評価や滅菌評価などの確認作業も行い、自らの感染防御も確実に行いながら、より安全に清潔で信頼できる医療器材の供給を行っています。院内の感染防止という重要な役割も担っています。
また、各部署で使用した物品の回収から配送までを行い、各部署の業務負担軽減の役割も担っています。
当院のICU・HCU病棟は24時間体制で救急医療の提供に努めています。
また、夜間の入院は基本的にHCU病棟へ入院を受け入れ、軽症から重症の患者様に看護ケアを提供しています。特殊な治療や薬剤を使うことも多く、医師を中心とし、コメディカルとの連携が大切になるため、多職種と協働し情報共有を行っています。
突然の入院に不安を抱える患者様とその家族の精神的なサポートも必要であり、精神的ケアにも取り組んでいます。
スタッフは、日々進歩する医療・看護の知識や技術の向上、習得に努め、患者様に安心、安全な治療やケアが提供できるよう頑張っています。
5A病棟は、急性期病棟であり多種多様な科の患者さんが入院して来られ、術前術後から検査・化学療法・終末期と各病期に応じた看護を行っています。入退院は多く在院日数も短く目が回る忙しさですが、いつも笑顔で患者さんと家族との対話を大切に、気持ちに寄り添える看護に努めています。
日々多忙な私たちですが、OFFの時は睡眠に登山・エステに食べ歩きとリフレッシュして生気を養い活力をつけて頑張っています。
5B病棟は急性期混合病棟です。整形外科の患者さんが多くを占めていますが、新規入院患者さん全般を受け入れています。入退院や手術が多く、業務は多忙かつ複雑になっています。
高齢化が進み、入院患者さんの多くは65歳を超えています。手術や治療の為に制限のある入院生活を強いられたり、入院生活により認知症を発症したり、悪化してしまう事もあります。このような中でも、入院時からリスクを予測し、入院後もその人らしく療養できるように意識しています。
6A病棟は急性期一般病棟として、2023年9月1日に新たに稼働を始めた病棟です。
当病棟には、いろいろな診療科、年齢層の患者様が入院してこられ、幅広い知識・技術の習得が必要となってきます。当病棟スタッフは、いろいろな部署を経験者したスタッフの集合体で、それぞれの部署で経験し培われた知識・技術をスタッフ間で共有しながら、より質の高い看護の提供を目指しています。そして、患者さん、患者さん家族にとって、安全で安心できる療養生活をおくっていただける病棟にしていくために、スタッフ一丸となり取り組んでいる病棟です。
地域包括ケア病棟は、入院治療後に病状が安定し、退院までの最大60日間以内で在宅復帰に向けた支援を行う病棟です。
患者さん、ご家族との面談を通して、退院に対する思いや退院後の生活についての問題を確認し、在宅サービスの見直しや、身体機能向上の為に、リハビリ・生活動作の練習などを多職種で意見を出し合い計画して実施しています。毎日カンファレンスを実施し、多職種で活発に意見交換できているのが部署の強みだと思います。
患者さんが安心して、住み慣れた地域に戻り、自分らしく生活して頂けるよう、全スタッフ協力しながら今後も頑張っていきたいと思います。
7A病棟は、急性期医療の治療を終えても引き続き医療提供の必要度が高く、病院での療養が継続的に必要な患者さまを対象にご利用頂く医療型療養病棟です。自宅療養を行うにはご本人及びご家族共に不安を抱えていらっしゃる長期療養を必要とする患者さま、また、長期療養だけでなく、患者さまの状態に応じて、医療・看護・介護・リハビリなどを提供し、在宅復帰に向けた支援も行っています。患者さまその人の人生や価値観を汲み取りながら、より安全に安心して治療や療養生活を過ごせるように、チームで連携・協働しながら、支援を充実させていくことを目指します。
7B病棟は、医療型療養病棟です。急性期での治療を終えた後も継続した医療処置が必要な方、自宅退院を目指してリハビリに取り組まれている方、施設入所を待つ方と様々な方が入院されています。長期療養されている高齢者も多いことから、患者さんだけでなく御家族との関わりも大切にして「その人らしさ」を考えながら、患者さんや御家族と向き合っています。高齢者看護、認知症ケア、退院支援と様々なことが求められていますが、患者さんの安心・安全を第一にチーム一丸となって日々奮闘しています。
8A病棟は、産婦人科と小児科を主とした混合女性病棟です。助産師12名と看護師9名で、全ての女性と子どもにとって安全で優しい病棟を目指して看護を行っています。
産前産後のサポートとして、助産師による保健指導や母乳相談・マタニティークラス・ベビーマッサージクラスを行っています。分娩時には産婦さんやご家族を中心とし、医師・助産師・看護師で安全な分娩を提供できるよう心掛けています。産後はママがしっかり休んでいただけるよう母児同室としておりますが、それぞれのママの思いを大切に、母児同室の実施や乳房ケアを行っています。整形外科や小児科など多岐にわたる科と年代の方が入院される病棟で女性の一生への関わりを感じながら、日々の看護に邁進しています。
8B病棟は、38床の回復期リハビリテーション病棟です。低下した機能を再獲得できるよう集中的なリハビリテーションを提供し、また障害が残っても残存機能を活かし生活が行えるよう支援しています。在宅、社会復帰を目指し、医師を中心に看護師、看護補助者、理学療法士、作業療法士、言語療法士、薬剤師、管理栄養士、ソーシャルワーカー等、多職種で連携し、専門的な支援と看護の提供を行っています。「チームワーク・フットワーク・ネットワーク」をモットーにONE TEAMとなり日々頑張っています。